現代の性差別
憲法によって、男女の平等は規定されています。
それは、日本国民共通のルールである、ということです。
しかし、男女間を完全に平等にすると、問題も起こります。
それが、「絶対的平等」と「相対的平等」との違いです。
例
たとえば、引っ越し屋さんに荷物があるとします。運ばなくてはなりません。
10キロの荷物が2つ、3キロの荷物が2つです。
従業員は、男性一人、女性一人とします。
男女間の絶対的平等とは、男性も女性も差別してはいけないのですから、男性従業員も女性従業員も、それぞれ10キロの荷物1つと、3キロの荷物1つを運ぶということになります。たとえ女性が10キロの荷物を運ぶことが大変でもです。
では、この場合で女性従業員が妊娠していたらどうでしょうか?
10キロの荷物なんか運んだら、流産してしまうかもしれません。
この場合は、男性従業員が10キロの荷物を、女性従業員が3キロの荷物を運ぶのがベストです。
それが、相対的平等です。
ようするに、男女間の能力の違いをかんがみて、差別してはいけないというのが相対的平等であり、憲法の求めるものです。
その能力の違いをどこまでどのようにかんがみるかが、差別の根底にはあるのです。